SSブログ

写真展 [銀塩写真]

昨日、蒼穹舎ギャラリーとコニカミノルタプラザに行ってきた。

蒼穹舎ギャラリーの門井幸子氏の写真は地味であるが、

私にとって非常に示唆に富む写真だった。

ご本人がいらっしゃったので、写真集を購入しサインを

いただいた。

門井氏は人間の痕跡を印画紙に定着させる作業であるが

故に、主観や自我をできるだけ排除する方法に徹してい

るのではないかと思われる。

写真を見ていると、ジワリジワリとその場所の記憶が喚起される。

これはあくまで見た者の勝手なイメージなのだが。

コニカミノルタプラザは三人の方の写真展が開かれていた。

長谷川治胤氏の方法は、デービッド・フォコスに少し似ていると感じた。

ご本人と話したところ、4×5を使い長時間露光で撮影して、プリントはデジタルで

出しているそうです。

グレーがとても印象的で、心に残る写真だった。

宮嶋康彦氏写真展は河馬(カバ)、河馬、河馬、全て河馬である。

あれだけ多くの河馬を見たのは生まれて初めてだ。

20年以上撮り続けていらっしゃるということで、河馬への敬意に溢れる写真だった。

石本卓史氏の写真展はバングラディッシュの島々と、そこに生きる人々を記録した

ドキュメントで、タイトルは「脆弱なる大地」となっていた。

石本氏のやわらかい写真を見ていると、そこに暮らす人々、動物、植物などの一体感

というか、調和というか、運命共同体のようなものを感じ、その土地に根ざした生活

が素朴に平素に映し出されている。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。