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写真展 「光へファインプリントの探求」 [銀塩写真]

明日から一週間、有楽町交通会館の京セラ コンタックスサロン東京で、

ソーンシステム研究会の写真展がはじまる。

写真展の案内DMによると、23名の写真が展示されるようです。

中島秀雄氏の美しいプリントは必見である。

http://www.kyocera.co.jp/prdct/optical/salon/salon3.html




写真展 [銀塩写真]

昨日、蒼穹舎ギャラリーとコニカミノルタプラザに行ってきた。

蒼穹舎ギャラリーの門井幸子氏の写真は地味であるが、

私にとって非常に示唆に富む写真だった。

ご本人がいらっしゃったので、写真集を購入しサインを

いただいた。

門井氏は人間の痕跡を印画紙に定着させる作業であるが

故に、主観や自我をできるだけ排除する方法に徹してい

るのではないかと思われる。

写真を見ていると、ジワリジワリとその場所の記憶が喚起される。

これはあくまで見た者の勝手なイメージなのだが。

コニカミノルタプラザは三人の方の写真展が開かれていた。

長谷川治胤氏の方法は、デービッド・フォコスに少し似ていると感じた。

ご本人と話したところ、4×5を使い長時間露光で撮影して、プリントはデジタルで

出しているそうです。

グレーがとても印象的で、心に残る写真だった。

宮嶋康彦氏写真展は河馬(カバ)、河馬、河馬、全て河馬である。

あれだけ多くの河馬を見たのは生まれて初めてだ。

20年以上撮り続けていらっしゃるということで、河馬への敬意に溢れる写真だった。

石本卓史氏の写真展はバングラディッシュの島々と、そこに生きる人々を記録した

ドキュメントで、タイトルは「脆弱なる大地」となっていた。

石本氏のやわらかい写真を見ていると、そこに暮らす人々、動物、植物などの一体感

というか、調和というか、運命共同体のようなものを感じ、その土地に根ざした生活

が素朴に平素に映し出されている。


雲の上の存在 [銀塩写真]

新正卓氏、井津建郎氏の写真集をみていると、

完膚無きまでに打ちのめされる。

目指すべき場所は遥かに遠い。

一歩一歩、歩を進めて行くしかないのだろう。

虫の鳴き声が心を癒してくれる。

宮崎駿氏だったのか? [銀塩写真]

新宿ニコンサロンでの写真展にきてくれた、白髪でメガネを掛け杖を
ついた男性は、宮崎駿氏だったのだろうか?!
どこかで見た顔だなあと思ったが、その時は思い出すことができなか
った。
しかし最近、以前見たNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の宮
崎駿氏の映像と、あの白髪男性が交差するようになった。
その白髪男性に以下二点の指摘を受けた。
一、写真展の説明文が高尚すぎる、もっと簡単にしたほうがぼくはいいと思う。
二、周辺光量が落ちてるものが何点かある、ぼくはそういうのは好きではない。
あくまで、「ぼくはそう思うけど」という言い方をされていた。
きっと、他人のそら似だったのだろう。

ゾーンジステムのまとめ [銀塩写真]

先日の日曜日の講評をもって、全6回のワークショップが終了した。

ゾーンジステムは被写体の光をゾーンとして捉え、つぶれない黒・

飛ばない白をビジュアライズ(想定)し、印画紙上に再現していく為

のシステムです。

そのために、まず、使用するフィルムの感度テスト、そして感度に見

合うフィルム現像時間を見つけるテストを行い、フィルム感度・標準

現像時間を見つけていくことが重要となります。

わたしの場合、コダックT-MAX100を使いテストした結果、フィルム

感度が64・現像時間は5分30秒という結果になりました。

メーカー指定のフィルム感度・現像時間とは相当違っています。

ゾーンシステムでは自分のやり方(フィルム現像など)におけるフィル

ム感度・現像時間をそれぞれ求めることで各々のシステムを平易に構築

していくものです。

そしてゾーンシステムの最大の長所は、「なぜ上手くいかなかったのか」

ではなく、「なぜ上手くいったのか」をしっかり理解でき、そして説明で

きることでしょう。

現在は6×6を使っているが、今後テーマによって4×5を使う予定なので、

改めて感度テスト・現像時間のテストをしなければいけない。





現像ムラ [銀塩写真]

ゾーンジステムでのテスト撮影をしたが 空に現像ムラが出てしまう

対策を考えねば!! 

今週の土曜日にプリントするので、プリントの上がりで感じが掴めるだろうか・・・


フィルム現像 [銀塩写真]

ヨドバシでコダックの現像液を購入。

今回の現像時間は20度で5分45秒でやってみる。

前回のテスト結果で、6分ではハイライトが出過ぎと

わかったので、15秒短くしてみる。

ちなみに、メーカー指定は7分半である。

早速取りかかりますかあっ。

ワークショップ [銀塩写真]

本日午後から第二回目のゾーンシステムワークショプにいく。
前回テスト撮影したフィルムの濃度を濃度計で計測し、ISO感度をみつける。
濃度計測してみると、ISO感度は64という結果で、メーカーの指定感度より
−2/3段低いことがわかった。
これで最小有効濃度が判明したので、このISO感度を基準にして、今度はハイ
ライト部を見つけ出す為に、新しいISO感度を露出計に設定して、グレーカー
ドをゾーン1からゾーンⅧまで撮影。同じ条件で四本撮影する。
次回までにそれぞれ現像時間を変えフィルム現像したものを持参。
例えば8分、6分、10分、12分といった具合に。


刊行記念トークセッション [銀塩写真]

本日青山ブックセンターで行われた、
「21世紀の銀塩写真刊行記念トークセッション」に行く。
本日と明日の二日間で行われるトークセッションである。
急速なデジタル化に伴い利用頻度が激減しているフィルム。
このままではメーカーがフィルム生産を終了させてしまう
かもしれない。危機感を抱いた写真家が銀塩写真を次世代
に残すため、2006年から「ゼラチンシルバーセッション・
プロジェクト」を始動させる。
初年度は瀧本幹也氏、平間至氏、広川泰士、藤井保氏の4
名の活動から始まり、2年目はプロジェクトの趣旨に賛同
した写真家を加え総勢16名で各種イベント・ワークショッ
プを開催。
この写真集は16人の写真家が二人一組になり、ネガを交換
しそれぞれがプリントした作品、及び、過去二年間の活動を
まとめたものである。
巻頭には以下のように書かれている。

ゼタチンシルバーセッションの想い

かつては当たり前だったアナログ写真。
いわゆる銀塩写真と呼ばれるこの撮影手法は、
世界的なカメラのデジタル化によって、急速にその市場規模を縮小している。
これは同時に、銀塩写真独自の風合いや、
手間や技術を要する暗室作業の世界が失われてしまうことを意味している。
そこで、この素晴らしい表現手法と銀塩フィルムそのものを次の世代へ残していくため、
2006年、ゼラチンシルバーセッションの活動がスタートした。
銀塩写真の美しさや楽しさを広く一般に再認識させてくれる様々な試み。
当初は4人の写真家で始まったこの活動も2007年には16名に拡大。
今後もさらに大きなうねりとなって、銀塩写真の魅力を
より多くの人々が感じられるような活動が予定されている。
本書はそんな写真家たちの想いを作品と言葉で綴りながら、
現在、銀塩写真を取りまくヒト、モノ、事象をあらためて見つめ直すという意図で制作された。
1人でも多くの人に、銀塩写真の素晴らしい世界が伝われば、という願いと共に。

状況はことさら厳しいようです。
広川氏が、先日ネット記事に、
「ついにフィルムカメラ市場終焉 CIPAが統計発表停止」
と書かれていて、懸念していると言っておりました。
たぶん、この記事だと思います
            ↓
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2008042501-diamond.html

あたしもヨドバシでフィルムを調達しますが、これほどまで
厳しい状況だとは思っていませんでした。認識の甘さに反省
するばかり。

本日の写真家三人(石塚元太良氏、平間至氏、広川泰士氏)
共に、中・高で剣道をやっていたことにはびっくり。
トーク終盤の質疑応答のコメントで、広川氏がマイルス・
デイビスを撮影する時、三時間くらい向き合っていたこと、
剣道をやっていたことを話すと、石塚元太良氏が「俺も剣
道やってました」といい、平間至氏も「俺もやってた」と
おっしゃり、3人共に「えっ!そうなの」と、偶然の一致
に驚きていました。
写真も剣道も、「間合い」が大切なのであろう。
黒と白のAIDA、被写体とのAIDA、対象自体のAIDA。
AIDAの三位一体を極めなくては、得心したトークだった。



GELATIN SILVER SESSION―21世紀の銀塩写真

GELATIN SILVER SESSION―21世紀の銀塩写真

  • 作者: ゼラチンシルバーセッション実行委員会
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 大型本



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